DISTRICT2800 BASIC POLICY

2800地区基本方針

DISTRICT2800 BASIC POLICY

2800地区基本方針

2025-26 RI District 2800 地区基本方針

 

良い事をしよう。
地域で、世界で、未来のために。


 
 

2025-26 RI District 2800 地区重点事項


2024-25年度国際ロータリーとロータリー財団の
年次目標(行動計画)の理解

ロータリーのACTION PLAN (行動計画)は、これまでの成功を礎とし、ロータリーが今後も成長を続け、人びとをつなぎ、未永く続くインパクトをもたらすための将来の方向性を決めるものです。
ACTION PLANの4つの優先事項に設けられた目標についてクラブや地区で話し合い、独自の戦略を立て奉仕プロジェクトに繋げましょう。
行動計画の四つの優先事項は以下の通りです
(ア)より大きなインパクトをもたらす
どうすれば、人びとの人生を変えるようなより良いことを世界で行っていけるか?
(イ)参加者の基盤を広げる
より多くの人にロータリーに入会してもらうにはどうすればよいか?ロータリーと関わりのない人の参加をどう促すことができるか?
(ウ) 参加者の積極的なかかわりを促す多様な人を歓迎し、活動の価値を見出してもらうためにはどうすればよいか?
(エ)適応力を高める
急速に変化する世界でどのように重要性を保っていくことができるか?
 

2  3-Year Rolling Goals (Targets)

国際ロータリー理事会は、活動や目標の継続性を重要な課題と位置づけ、2024-2025年度を初年度とし、3年間のグローバルトライアルを行うことを決定し、地区やクラブに対し理解と協力を要請しています。実際に行う事項は次のようになります。
 

●地区の役割●
1. ガバナーやガバナー補佐及び関連する地区委員長は、クラブセントラルでクラブの目標の達成度の進捗を管理し、必要に応じてサポートをおこないます。
2. クラブの3年間の目標作成をサポートできる体制を構築します。(マイロータリー登録、クラブセントラルの使い方、新クラブ設立のノウハウ、行動計画の知識習得等のセミナー開催など)
3. 3年間の目標達成の責任者(プランリーダー)を選任し、PG、AG、GN、GND や担当の地区委員長を巻き込んだ幅広い議論の場を設けます。
4.「行動計画推進者」を1名以上専任し、クラブへの理解浸透を図ります。
研修実施などが必要な場合は、各地域リーダー(ロータリーコーディネーター、アクションプラン推進者など)に依頼をお願いします。

 

●クラブの役割●
A)3年間の目標入力と管理は、クラブセントラルでおこないます。3年間の目標を設定するためには、行動計画推進者、クラブ戦略計画委員会、理事会、向こう3年間の会長候補者や委員長などを巻き込んだ議論が必要になります。場合によっては委員長の任期を複数年にするなど、より継続性を担保する方法をクラブの新しい文化として取り入れる必要があります。
B)3年間の目標を立てたら、毎年目標の達成度を検証し、必要に応じて次年度以降の目標を再設定して下さい(Rolling goals)。また、4半期ごとに目標の進捗や達成度の管理を行なって下さい。
C) Japan portal site への入力のお願い。
国際ロータリーの公式サイト My ROTARYでは、地区やクラブの戦略計画に基づいた3年間の目標を入力するように設計変更されましたが、まだまだ使い勝手が良くないとの話もあります。そこで、日本では、ガバナー会で立ち上げた、JAPAN Portal Site (www.japanrotary.club) に
計画を入力し、管理するサイトを設けました。是非、クラブ活性化のためにも利用をお願いします。
D) クラブ年度目標サポートミーティングクラブが、行動計画を理解し、戦略計画委員会、会員増強委員会、公共イメージ委員会が活発に活動する事を実現できるように、地区がサポートする体制として、クラブサポートミーティングを開催する予定です。

 

3  クラブ活性化

ロータリー活動の基本はクラブ例会にあります。友情を培い、仲間を広め、自分にない何かを得ようとする。「奉仕の理念」を探究し、職業倫理の何たるかを学び、世界に視野を広げる。
若者との交流を通じ、未来を展望する。その全ての始まりがロータリークラブの活動に含まれています。例会が私たちの活動の場で、そこで多くのことを学びます。例会が充実していれば、会員の満足度は上がり、さらに活動の場も増えていくでしょう。充実した例会、充実した奉仕活動を通して、それぞれのクラブの活性化を図りましょう。
その中で、もとも大切な役割を担うのがクラブ会長です。クラブ会長がクラブの方向性を考えますが、最近国際ロータリーは継続性や計画性を重要視しています。直前会長、会長、会長エレクト、そして可能ならば会長ノミニーまで含めたクラブの将来を考える体制を構築してください。
 

4  会員増強・公共イメージ向上

人口減少時代に会員増強を目指すことは大変なことであると言えます。しかし、会員候補者はロータリーを通じて何を得たいのか、会員はロータリーで何を得たのか、会員と会員候補者や入会間もない会員が語り合うことで、ロータリーに対する関心が高まり、更にはロータリ活動を理解できるようになります。そしてロータリーを共に楽しむ仲間を増やしたいと考えるようにいなってきます。老いも若きもロータリー談義を交わし、ロータリーを楽しむ仲間を増やしましょう。そして、私たちの活動を積極的に地域に発言していきましょう。ここで注意すべき点は、誰を対象に情報発言をするかという事です。中高年向けには既存のメディアの活用が有効ですが、若者向けにはSNSの活用をもっと考えましょう。有効な広報活動が行われる事によって、ロータリークラブのイメージが上向き、仲間になりたい人も増えてきます。各クラブ2名以上、地区としては100名以上の純増を目指しましょう。
 

5  ロータリーを学ぼう

私には、これまでの人材育成、自己啓発、人格形成の学びの場としてのロータリークラブから、世界でトップクラスのボランティア団体としての地位を確立し、維持する。その為に種々の改革を行なっているように見えます。私たちは今後どうなるのか、どうあるべきか。
何を残し、何を変えるのかを学ぶ機会を持ちましょう。具体的には、クラブ奉仕や社会奉仕のあり方、職業奉仕の考え方など基本中の基本と思われる事柄と、国際ロータリーが最近提唱する、ロータリーの戦略計画、行動計画、公共イメージ向上、DEl、危機管理、個人情報管理などの事柄をどう取り入れていくのかという問題であります。古くからのロータリー感と最近示された方向性の間に共通点はあるのか、相違があるとすればどのように考えていくのか。これまでのロータリーとこれからのロータリーとのバランスをどうとるのかを考えましょう。そのためには、ロータリー情報の伝達が重要な役割を果たします。皆様は地域のリーダーとして、正しいロータリー情報の発言源となり、地区で、地域で、クラブで、そして会員同士がロータリ情報の中身を考え、ロータリーについて議論をする素地を作っていただきたいと考えます。
 

6  職業奉仕を学ぼう。

職業奉仕の考え方は、これまで難しいものと言われてきました。一方で、最近の国際ロータリーは、職業を通じた社会貢献を職業奉仕の柱と位置付けて定着を図っています。
これまで、多くの先人が積み上げてきた職業奉仕の精神を学び、私たちの今後のロータリー活動や社会活動に活用する道を考えましょう。職業奉仕論を難しく考えることはやめましょう。職業奉仕には、自分の内に奉仕の心を育て、その奉仕する心を持ちながら自分の仕事にあたること。そして、自分の職業を通じて社会の発展や未来の創造のために奉仕することの二つがあると考えます。最近は、後者の役割が強調されることが多いようですが、前者をしっかりと理解しておかないと、倫理観の醸成や高潔性維持がなぜ必要なのかを理解する事が困難になります。ポールハリスがロータリーを立ち上げた1900年代初頭のシカゴがどんな所だったのかを知れば、なぜロータリー活動の中に職業奉仕の考え方が出てきたのかがわかると思います。
 

7  ロータリーデー記念事業

伊藤三之パストガバナーが提唱して始まった「それぞれの最上川物語」。最上川を通じて環境問題、そしてふるさとについて考える機会としましょうという訴えは私たちの胸を打ちました。さらに、芳賀直前ガバナーが提唱した、勘氷再生プログラムへの協力。母な
る川最上川と山形のシンボルである蔵王萄氷、山形全体をステージにして、地区内全てのクラブが環境や自然保護、温暖化対策やゴミ問題、あらゆるテーマに関連した何らかの事業を行っていきましょう。ロータリーデーの事業として地域社会に情報を発言し、ロータリアンと一緒に、青少年を含む多くの地域の方々に参加いただく機会とし、ともに汗をかいて、地域について語りあいましょう。
 

8  ロータリー財団への貢献

世界で良いことをしようとアーチクランフが提唱して始まったロータリー財団。私は、財団活動を通じて若者たちを支援することが主たる目的で、ロータリー財団への支援は、将来への投資であると考えています。私たち大人がより良い未来を築くために、未来をより良い方向に変える為にできる事は何か。多くの選択肢の中の一つとして、皆さんの浄財を寄付に回して頂きたい。将来の子供達の笑顔のために。
ロータリー財団への寄付金は会員1人当たり年間150ドル以上を地区目標とします。そして、財団の資金を活用した活動を活発化させましょう。地区補助金の活用、グローバル補助金を使った活動への積極的な参加をお願いします。ロータリーとロータリー財団にとっての悲願であるポリオ撲滅が目前に迫っています。ポリオプラスソサイアティーへの参加、世界ポリオデーへの参加もお願いします。
 

9  米山学会への貢献

外国から日本に留学している学生たちに、安心して勉学に励んでもらい、日本への理解を深めてもらうために米山梅吉翁の賛同者が始めた米山奨学事業。米山奨学会は日本と海外との架け橋になる学生を支援することが目的です。ロータリー財団と同じ点は、将来への投資であるということです。海外から日本に来て勉学に励み、日本の父、母と呼ばれる私たちロータリアンとその家族。そして、私たちの子供と呼べる留学生との出会い。これは、将来にわたって続く宝物です。彼ら、彼女らが日本のみならず世界の将来に大きな益をもたらすことが、私たちの子供や孫の時代を豊かなものにしてくれると、じ、皆様の絶大な支援をお願いします。米山奨学会への
寄付金は会員1人当たり年間15.000円以上を目指します。さらに、米山奨学生への支援として、世話クラブを務めて頂きたい。世話クラブが充実していないと、米山奨学生に対する支援が半減してしまいます。
 

10  青少年奉仕を充実させよう。

青少年奉仕は、2010年ロータリーの第5の奉仕部門として独立しました。社会奉仕や国際奉仕の一分野から、新世代奉仕へとまとめられ、現在は青少年奉仕となっています。その中には、インターアクト、ロータリー指導者養成、青少年交換、新世代交換の各プログラムが含まれています。以前は、ローターアクトもこの中に含まれていましたが、2020年にローターアクトクラブが国際ロータリーのメンバーとなったため、今は独立しています。しかし、ローターアクトクラブを含めた青少年奉仕部門の充実は、世界の未来を左右する重要な奉仕活動であると理解し、ロータリアンの総力を上げて取り組むべき事項と理解して下さい。それぞれのクラブで既に取り組んでいるプログラムもあると思いますが、まだ取り組みを実行されていないクラブでは、何らかの参加の可能性を探って頂きたいと思います。更に、国際ロータリーのプログラム以外にも私たちの活躍の場は多数存在すると考えます。新たな青少年奉仕の場を見つけ開拓していく。
先進的な取り組みも奨励したいと考えます。