ABOUT ROTARY CLUB
ロータリーを知る
私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、
持続可能な良い変化を生むために、
人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。
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BLOG
活動ブログ
「川の絆から、道の広がりへ」
二月半ばの蔵王。ロープウェイで乗り合わせたフランス人スキーヤーから、「真冬の山寺へ行きたい。道を教えてほしい」と声をかけられた。
その瞬間、インバウンド旅行者が日常的に山形を訪れ、県内各地を巡る新しい時代の到来を実感した。実際、山形県は米国ナショナル・ジオグラフィック誌「2026年に行くべき世界の旅行先25選」に、日本で唯一選出された。さらに山形市も「ジャパンタイムズ英字版『2025年に世界へ紹介したい日本の自治体』」に選ばれるなど、豊かな自然、歴史、文化、そして地域資源を生かしたまちづくりが世界から高い評価を受けている。
いま、世界が山形に注目している。
県内各地に点在する魅力ある地域資源という「点」を結び、新たな価値を生み出すのが「道」という「線」である。現在、国では地域住民が主体となる「日本風景街道」の取り組みが進められており、雄大な自然を巡る街道から、「吉野古道」のように歴史や日本の原風景を今に伝える古道まで、それぞれが地域固有の物語を育んでいる。道は古来、人と人、地域と地域を結び、文化や歴史、産業、物流、そして人々の幸せをつないできた。その一本一本に受け継がれてきた物語があり、未来へ語り継がれる地域の財産となっている。交流人口の拡大は地域活性化の大きな原動力であり、国際的なネットワークを持つロータリーだからこそ力を発揮できる分野である。私たちはこの三年間、「それぞれの最上川ものがたり」を通して、母なる川が育んできた地域の絆を紡いできた。そして次のステージでは、その歩みをさらに発展させ、人々の暮らしや歴史を結んできた「道」に光を当てたい。世界から評価される山形の魅力をさらに掘り起こし、国内外へ発信することは、訪れる人々に感動を与えるだけでなく、私たち自身が地域の価値を再発見する機会にもなるはずである。2026年、私たちは「つながる道、つながる想い」をテーマに掲げ、各地に残る古道や街道、歴史ある街並みを未来へつなぐ活動を、ロータリーの力で力強く推進していきたい。ロータリーデーでは、各グループ・各市町村に残る古道や街道、峠などの保全・整備、案内や情報発信を地域社会奉仕活動として展開する。行政や民間団体、地域で活動する多くの皆様と連携し、地域から県内へ、そして世界へ向けて山形の魅力を発信していく。
人が歩けば、そこに物語が生まれる。
まずは私たち自身が地域の道を歩こう。歩き、知り、語り、新たな物語を紡いでいこう。
そして2026年、RID2800から地域を元気にする大きなムーブメントを、ともに起こそうではないか。
背景画像:神尾古道(山形市)